外貨預金は魅力があります! だけど「ハイリスク・ローリターン」も忘れないで!

外貨預金とは日本円以外の通過(米ドルやユーロ)などで預金をすることです。今、外貨預金が注目されていますが、それは日本よりも金利が大幅に高い国が多いこと、また、為替差益を狙うことも出来るからです。日本の定期預金では0.25%程度の年金利ですが、外貨預金には20%を超える金利もあります。金利だけを見ると外貨預金はとても魅力的な商品ですが、為替の変動によっては元本割れする恐れがあるなどデメリットもあります。円高になると為替差異はマイナスになりますが、その場合は外貨をまま持ち続ければ損にはなりません。
しかし外貨預金は基本的に、「ハイリスク・ローリターン」であることを認識し、外貨預金の仕組みを十分に理解した上で始めるべきでしょう。現在の日本で金利が非常に低いため、外貨預金は有利と考えられますが、キャンペーンなどうまい話に目を奪われず、リスクに対しても念頭においておきましょう。
では、どのようにすれば外貨預金をすることができるのでしょう?ほとんどの都市銀行が外貨預金を扱っているので、都市銀行に口座を持っていれば簡単です。ただし、日本円を外貨にするには手数料が必要です。

外貨預金を始める前に準備が必要です!

 外貨預金を始める場合、銀行へ行き口座を開設します。この際、銀行へは本人が行かなくてはなりません。免許証などの身分証明書や印鑑、現金などを持参し、現在開設している口座の銀行へ行けば手続きの時間が短縮されます。
 外貨預金は「自由金利商品」であるため、取り扱う銀行によって手数料や扱える外貨や、最低預け入れ金額などに違いがあり、お気に入りの外貨預金商品を見つけるためには、各々の銀行の違いを知ることが大切です。
外貨預金は、インターネット専用の銀行や外資系の銀行では、日本の銀行より手数料が安いことが多いです。ソニーバンクは、為替手数料が非常に安く、各種キャンペーンも実施していますが、取り扱い通貨は主要通貨のみです。シティーバンクは、取り扱い通貨が多く、米ドル・ユーロ以外の為替手数料も安い。また、常にキャンペーンを実施しており短期の外貨定期預金には年利換算10%以上のものもあります。
 国内では、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信託銀行、第二地銀協地銀などが外貨預金を扱っています。外貨預金の銀行選びは、手数料が安く、過去の実績がしっかりとしているところがお勧めです。

外貨預金の選びのコツを知ろう!

外貨預金の商品選びとして、金利の高さだけに目を奪われるのではなく、為替手数料などの考慮も必要です。外貨預金は、自由金利商品のため取り扱う銀行によって為替手数料は異なってきます。外貨購入時や日本円への両替時にも手数料がかかりますので、外貨預金を始める前に手数料の違いをしっかりと調べておきましょう。
 また、外貨預金は為替の変動をチェックすることも非常に重要です。米ドルの動向は、TVニュースや新聞などで確認しやすいため、初心者にはお勧めの外貨といえます。ただし、リスク回避のためには、米ドルだけでなく豪州ドルやユーロなど、様々な外貨預金によるリスクの分散化を図ることも必要です。 基本的には円高時に購入し、円安時に売却すれば利益を得られますが、円高で元金が減った場合でも利息分を含めると元本よりも増えている場合もありますので、動向チェックは大切です。
 外貨預金は、「ハイリスク・ローリターン」が基本の商品であるため、当面必要とする資金を投入するのではなく、当面使う予定のない余裕のある資金を投入して、円安になるまでじっくり待てるだけの気長さを持つことが外貨預金を行うコツです。

Copyright © 2007 外貨預金の魅力的と、始める時のコツ!